この記事を見て頂いている方は以下のような不安を抱えているのではないでしょうか。


今まで経験したことのないことをするので、不安や心配な気持ちになるのは当たり前です。
むしろ不安になってネットで検索しているってすばらしいです。
当記事は、文系でシステムエンジニアに内定して不安だったり、文系でシステムエンジニアを目指しても後悔しないか心配な人に是非読んでいただきたいです。
この記事を読むと以下のことが分かります。
- システムエンジニアは文系でもなれることが分かる
- 不安な気持ちが和らぐ、自信が湧く
- 不安、悩みを解消する方法が分かる
筆者はプログラマーとシステムエンジニアを経験し、現在はプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとして働いています。
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システムエンジニアに理系文系は関係ない理由
システムエンジニアは理系の職業だと思われがちですが、そんなことはありません。
一部の情報系学部を除いてはどの学部でもほとんど差はないです。
採用時、企業は学部をそこまで重要視してない
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が毎年、IT人材白書というIT業界についての調査報告をあげています。
以下は2017年度のIT企業に採用された人の、最終学歴での専攻についてのアンケート調査結果です。

引用:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)IT人材育成本部
アンケートの結果は理系学部の方が多いですが、文系学部が30%以上を占めています。
続いて2018年度のアンケートでは、企業が採用する際にどの学部の学生を積極採用したかが分かります。

引用:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)IT人材育成本部
採用時に学部にはこだわらないという回答が60%を占めています。
社員数が多い、いわゆる大企業になる方がより学部へのこだわりがないようです。
これは、中小企業やベンチャーは即戦力を求めていて、大企業は時間をかけて社員を育てていくというように感じれます。
とはいえ社員数30名以下の企業も、50%は学部にこだわりがないので、業界全体として学部関係なく採用している方針であることが分かります。
システムエンジニアの仕事はプログラミングだけではない
システムエンジニアの仕事はプログラミングがメインではありません。
特に大企業になるほど仕事が分業化され、システムエンジニアはプログラミングをまったくしないことも多いです。
では何をするのかというと、顧客との要件定義や資料作成、設計やプロジェクト管理など仕事の幅は広いです。
仕事の幅の広さから逆に文系(コミュニケーションができる)の方が活躍できる場面も多いです。
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SEに必要なコミュニケーション力と改善方法を紹介【陰キャでもOK】
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ですが...だからといって「プログラムまったく分かりません」では通用しません。
顧客との打ち合わせや設計をおこなう時に、技術的な知識がないと、まともな話・まともな設計ができません。
システムエンジニアはバリバリにプログラムができる必要はありませんが、プログラムを理解しておく必要はあります。
「自分はプログラマーではなくシステムエンジニアになるので、プログラミングスキルは必要ない」ではなく、最低限のスキルを身に付ける必要があることは認識しておかなければなりません。
システムエンジニアとプログラマーの違いについて、以下の記事でくわしく解説していますのでよければご覧ください。
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システムエンジニア(SE)とプログラマ(PG)の違い | どっちがいいの?
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プログラミングスキルは誰でも身に付けられる
未経験の人からするとプログラミング=意味不明(宇宙語)くらいのイメージを持っている人もいるかもしれません。
上のような画面を見ると心が折れる人もいるかもしれませんね...
ですが、やってみれば分かりますが、プログラミングはイメージより難しくないです。(難易度はプログラム言語によって変わりますが)
プログラミングには論理的思考力が必要とよく言われますが、理系が全員論理的思考力があって、文系が論理的思考力がないわけではありませんよね。
唯一、学生の段階でアドバンテージがあるのは、情報処理系の学生で授業や研究でプログラミングをバリバリおこなっていた人だけです。
とはいえプログラミングはごく一部の限られた人しか習得できないような難易度の高いものではありません。
現に日本では約100万人のIT技術者がいます。
こんなに多くのエンジニアがいるという事実を知ると、少し安心できたのではないでしょうか。
全員が論理的思考力に非常に優れているわけではないですから...
プログラミング技術は真面目に訓練すれば身に付くので、食わず嫌いで悲観するのはもったいないです。
文系で不安なら行動するしかない
ここまでシステムエンジニアを仕事にするのに学部はあまり関係ないことをお伝えしてきました。
ですが「それでもやっぱり不安!」という方もおられるでしょう。
未経験のことなんで不安を抱えるのは当たり前ですね。
- 文系でシステムエンジニアに内定したけど不安すぎる
- 文系でシステムエンジニアを目指しても後悔しないかな
こんな不安や悩みを払拭するには行動して前に進んでみるしかありません。
IT系資格を取得してみる
正直、IT系の資格は資格を取ったからといってすごく評価されたり重宝されたりはしません。
ITは資格より実務経験の方が大事です。
ですが、就職や転職のアピールのひとつとして取得を目指してみるのは、不安に思っているだけで何もしないよりは全然良いと思います。
もし資格を取るなら国家資格の情報処理技術者試験を目指してみましょう。
ただ、時間に余裕があったり明確に資格を取らなければならない理由(会社の昇進昇格の条件になっている等)がない限りは、スキルを磨いた方が効果的なのは間違いないです。
プログラミング学習を体験してみる
先ほどの資格を目指すより圧倒的に効果的なのは、より実践で役に立つプログラミング学習です。
- 自分にプログラミングはできるんだろうか
- 入社して周りについていけるんだろうか
文系出身という理由で不安があるなら、手っ取り早くプログラミングを体験してみましょう。
プログラミング学習は、無料で学べるサイト、有料で至れり尽くせりのプログラミングスクールなど、やろうと思えばすぐに学習を始められる環境があります。
ですがプログラミングは独学で勉強すると挫折する人が多いです。
本気で取り組むならプログラミングスクールが一番手っ取り早くスキルを身に付けられます。
オンラインでいつでもどこでも学習できるプログラミングスクールを紹介しておきます。
- TechAcademy ※ 1週間の無料体験あり。受講生一人に現役のエンジニアが付いてサポートしてくれたりチャットで質問できたり。受講コースが豊富な人気スクール。
- CodeCamp
※ オンライン完結型のプログラミングスクールです。最短2カ月からのコースで丁寧なカリキュラムが文系にもありがたい。まずは無料体験レッスンでお試しを。
まとめ:文系だからSEムリと決めつけない【学部関係ないです】
統計的に文系出身でもシステムエンジニアで活躍できるという結果は出ています。
筆者は理系ですが周りには文系で優秀なエンジニアはたくさんいます。
自分は文系だからムリだと決めつけて、最初からあきらめるのはもったいないです。
やる気次第でどうにでもなりますので、是非チャレンジしてみてください。
それでも不安なままでじっとしているのが嫌な人や、システムエンジニアを目指したい人は、プログラミングスクールで学習・体験すると悩みがスッキリするでしょう。
不安に思っているだけでは何も解決しないので、一回行動してみると、とりあえず前進できます。
自分でもできると分かればそのまま進み、向いてないやと思ったらスパッと諦めるのもかしこい選択だと思います。
文系におすすめ学習サイト
- TechAcademy
※ 1週間の無料体験あり。受講生一人に現役のエンジニアが付いてサポートしてくれたりチャットで質問できたり。受講コースが豊富な人気スクール。
- CodeCamp
※ オンライン完結型のプログラミングスクールです。最短2カ月からのコースで丁寧なカリキュラムが文系にもありがたい。まずは無料体験レッスンでお試しを。