先日、運転免許証の更新に行ってきました。
更新の際に4桁の暗証番号を2つ設定しました。
「ん?暗証番号って何だ?」しかも2つも設定...
その場で適当に数字を決めて暗証番号を設定しましたが
- 暗証番号ってそもそも何に使うの?
- 忘れたら大変なことになるの?
といった疑問について気になって調べた結果をわかりやすく紹介します。
ICカード運転免許証とは
従来の運転免許証にICチップが埋め込まれたものがICカード運転免許証です。
そしてICカード運転免許証は、セキュリティ保護のため免許の更新時に暗証番号を設定します。
暗証番号はICチップにロックをかけるためのものでした。
従来の運転免許証との見た目の違いは、本籍が空欄になっている点とICチップが埋め込まれてた分、少し厚みが増したことだけです。
以下の図の氏名の下の赤枠の箇所にあった本籍の記載がなくなり空欄になっています。
ICチップはどこに埋め込まれているかというと下の図の赤枠の箇所に埋め込まれています。
ICチップには空欄になった本籍の情報も含めて、免許証に記載されている全ての情報(顔写真も)が入っています。
平成21年にICカード運転免許証の導入が順次開始され平成22年1月にすべての都道府県への導入が完了しました。
前回の免許の更新は平成22年以降でしたが暗証番号を設定したかあまり覚えていません。
ICカード運転免許証のメリット
メリットは二つあり一つが運転免許証の偽造防止効果でもう一つがプライバシー保護のようです。
外観とICチップの情報が一致していないと運転免許証として成立しないので偽造防止効果が高まるのでしょう。
事情があって本籍地を見られたくない人にとっては本籍が空欄になったことでプライバシーが守られたのでしょう。
運転免許証の暗証番号について
暗証番号は4桁の数字を2つ、8桁の数字を設定します。
暗証番号1つ目では氏名や住所などの顔写真と本籍以外の情報が見れるようになり、暗証番号2つ目の合計8桁では顔写真と本籍を含むすべての情報が見れるようになります。
暗証番号を設定しないことも可能なようですが、設定はしておいた方がよさそうです。
接触しなくても読み取れるIC読取機を持っている人と街中ですれ違うと情報を読み取られるそうです。
怖い...
運転免許証の暗証番号を使う機会
米軍基地に入る際には身分証明で運転免許証の提示と暗証番号の入力を求められるようです。
米軍基地に入る際には暗証番号を忘れずに!といっても大半の人には関係ないでしょう。
調べましたが今のところこれくらいしか暗証番号を使ってICチップ内の情報を提示する機会はなさそうです。
運転免許証の暗証番号を忘れた場合
一般的には暗証番号を使う機会がないので忘れても問題なさそうです。
暗証番号は更新時に再設定しますが、その時に現在の暗証番号も必要なく新しい暗証番号を設定するだけです。
忘れても問題ないし忘れたことを忘れても全く問題なさそうです(笑)
どうしても暗証番号を管理しておきたい場合は運転免許センターに行けば開示してくれるようです。
運転免許証の暗証番号まとめ
さいごに運転免許証の暗証番号についてポイントをまとめておきます。
- 普段の一般的な生活の中では運転免許証の暗証番号を使う機会がない
- 設定しなくてもいいけど読み取られるの気持ち悪いから設定だけはしておく
- キャッシュカードやクレジットカードの暗証番号とは別のものにしておいた方がよいかも
- 今のところ暗証番号を忘れても困ることはない
これから使う機会などが増えてくれば認識が変わるのでしょうが、今のところはその様子もなさそうです。
また次の運転免許証の更新時に「そういえば暗証番号あった!」と思い出すのでしょう。