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飲酒後の二日酔い予防法は寝ない!?アルコール分解と睡眠・飲み物の関係【寝る前】

2018年10月8日

飲みすぎた後の二日酔いの予防法

二日酔いの予防・対策には、飲む前・飲んでいる途中・飲んだ後(寝る前)の対策があります。

当記事では、飲んだ後(寝る前)の二日酔い予防にスポットを当てて紹介します。

飲む前にウコンを飲んで準備した。しかし楽しいお酒の席です。飲む前の準備なんて関係ないくらい飲みすぎてしまいました。明日の朝も早いです。しかも大事な会議があった・・・まずいっ!

こんな時どうするか。

諦めてすぐに寝てしまうのではなく、できる限りの対策をして二日酔いを予防する努力をしましょう。

その予防方はとても簡単で、飲んだ後から寝る前まで

  • 酔いが落ち着くまで寝ない
  • お酒の分解に効果的な飲み物を飲む

上記の2点をおこなうだけです。

これだけで翌朝ずいぶん楽になることを実体験で経験しました。

特に効果があるのは「酔いが落ち着くまで寝ない」です。

これはかなりおすすめできます。

それではその根拠などについて掘り下げて見ていきましょう。

睡眠中はアルコールの分解能力が低下する

睡眠中はアルコールの分解能力が低下する

お酒を飲みすぎた日、翌日にお酒が残らないように、いつも以上に睡眠時間をとった経験があると思います。

でも、いつもより少し多めに寝たくらいでは次の日もお酒が残っていることが多いのではないでしょうか。

早く寝たのに・・・

その原因はアルコールの分解能力に関係しています。

起きている時より寝ている時の方がアルコールの分解能力が低下するようなのです。

根拠

根拠は以下の表より確認できます。

睡眠中はアルコールの分解能力が低下する

「コントロール群」と「1時間後から4時間寝た群」の体内エタノール濃度の比較です。

両者の1時間後の体内エタノール(アルコール)濃度はほぼ差がないのがわかります。

しかし5時間後のエタノール濃度を比較すると「1時間後から4時間寝た群」は「コントロール群」の約2倍も濃いことがわかります。

寝ている時は起きている時の半分の分解能力しかない

睡眠中の体内エタノール濃度の変化

 

わかりやすいようにグラフにしてみました。

グラフの横軸が時間経過、縦軸が起きている場合と寝ている場合の体内エタノール濃度です。

当然、飲んだ直後は両者同じエタノール濃度です。

しかし4時間後、寝ていた場合と起きていた場合の体内エタノール濃度には2倍の差があります。

起きていた方がお酒を効率的に分解してくれることがよくわかると思います。

寝る前の二日酔い予防1.酔いが落ち着くまで起きておく

酔い覚ましに起きておく人

睡眠中はアルコール分解能力が低下することから、飲んだ後はすぐに寝ずに起きていた方がよいことがわかりました。

かといって睡眠時間を削るのは翌日つらいです。

よって、いつもの睡眠時間・いつもよりすこし少ない睡眠時間を最低限確保できる時間まで起きておき、アルコールを分解させるのがおすすめです。

今日はお酒を飲みすぎたから早く寝よう!は間違っていました

いつも1時に寝ている人は、23時に寝るのではなくいつも通りの1時まで起きて、アルコールを分解させた方が二日酔い予防には効果的だったということです

寝る前の二日酔い予防2.オレンジジュース・ポカリ・しじみの味噌汁を飲む

飲んだ後に飲む二日酔い予防に効果的な飲み物

起きている間には二日酔い予防に効果的な飲み物を飲み、アルコール分解速度を加速させる!

アルコール分解の基礎知識

アルコールは体内に吸収されるとアセトアルデヒドという有害物質に分解されます。

アセトアルデヒドは頭痛や吐き気の原因になる有害物質です。

アセトアルデヒドは最終的に無害な酢酸に分解されますが、アセトアルデヒドが分解されず体内に残ったままになると、翌朝二日酔いでつらくなります。

これがアルコール分解の流れと二日酔いの原因になります。

二日酔いにならないためにはアルコールとアセトアルデヒドを分解させる必要があることがわかります。

アルコールとアセトアルデヒドを効率的に分解する飲み物

アルコールの分解には水を多く飲むことが一般的に知られていて効果がありますが、より一層アルコール・アセトアルデヒドを分解させる効果のある飲み物を紹介します。

オレンジジュース

アセトアルデヒドの分解には果糖とビタミンCが有効です。

オレンジジュースにはその両方が含まれているので二日酔い予防にもってこいの飲み物です。

飲み帰りにコンビニで500mlの紙パックのオレンジジュースを買って飲みましょう。

しじみの味噌汁

しじみに含まれるタウリンが肝臓の解毒作用を促進し、アセトアルデヒドの分解を早めてくれます。

さらに肝臓の働きを助けてくれるメチオニンという成分が含まれています。

味噌汁にすることで利尿で失った塩分補給もできるので一石二鳥・三鳥・・・万能です。

水またはポカリスウェット

アルコールを飲むと利尿作用によって体内の水分量が少なくなっています。

寝る前に十分な水分を採って脱水による二日酔いの症状にも効果があります。

飲みすぎたあと水を多めに飲むことは、すでに実践している人は多いと思いますが、塩分も一緒に補給できるポカリスウェットはさらに効果的です。

大塚製薬 ポカリスウェット公式サイト

ビタミンCのサプリ(ハイチオールC)

ビタミンCはアセトアルデヒドの分解に有効です。普段からサプリを飲んでいる人は飲んだ日もサプリを採るようにしておきたいです。

普通のビタミンCサプリだけでも飲まないより効果があると思いますが、「ハイチオールC」というサプリには、アセトアルデヒドの分解を早めてくれる「L-システイン」が含まれており、美容だけでなく二日酔い予防にも効果があります。

エスエス製薬 ハイチオールC 公式サイト

実体験として翌朝の酒の残り方が変わった

二日酔いしなくなった

実体験として、飲みすぎた日でも、今回紹介した二日酔いの予防法を実践した日は、翌朝が楽になりました。

もちろん飲む量にもよるので毎回毎回スッキリしているわけではないですが、なにもしない時と比べると明らかにお酒が残っていないと実感できています。

飲みすぎたー!と感じた日は、帰り道に500mlの紙パックのオレンジジュースを買って帰るようにしています。

まずオレンジジュース飲み、酔いが落ち着くまでこまめに水やポカリを飲みながら起きています。

そしてさいご、寝る前にビタミンCサプリを飲んでいます。(ビタミンCは利尿で排出されてしまうので寝る直前に飲んでいます)

以前から、「水を多めに飲む」ことなんかはやっていましたが、やはり特に大きな効果があると感じているのは「酔いが落ち着くまで起きている」です。

まとめ:二日酔い予防のために早く寝るは間違いだった

酔い覚ましにすぐに寝るのは間違いだった

以上、飲んだ後(寝る前)の二日酔い予防法を紹介しました。

今回の「睡眠中はアルコール分解能力が低下する」についての記事は、普段とお酒の残り方が普段と違っていた実体験から「なぜ?」と思い、後追いで原因を調べて初めて知りました。

今回の二日酔い予防法は、僕に効果があったものを紹介したので全員に効果があるかはわかりません。

でも一度は試して自分に合っている予防法か確認する価値はあると思います。

  • 睡眠中より起きている方が効率的にアルコール分解される
  • オレンジジュースを飲んでアセトアルデヒドの分解を促進
  • 水・ポカリを多めに飲んで翌朝の脱水症状を回避
  • ビタミンサプリ・しじみの味噌汁で分解速度フルパワー
  • 酔いが落ち着いてきてから寝る

当記事は以下のサイトを参考にさせていただきました。

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