

この記事では、完全無料・実質無料スクールの仕組みや構造をわかりやすく紹介します。
仕組み以外にも注意点・デメリットを紹介しますので、それらを理解した上で完全無料・実質無料のプログラミングスクールがあなたにメリットがあるか検討していただければ幸いです。
完全無料プログラミングスクールの仕組み
完全無料のプログラミングスクールの仕組みは上の図になります。
一つずつ解説していきます。
スクールは受講生にレッスンと就職サポートを無料提供する
受講生のプログラミング学習と就職サポートは、スクールが完全無料で提供してくれます。
無料提供はあやしい、裏があると感じるのは当然だと思います。
ではなぜ無料提供できるのか!?について解説していきます。
受講生は完全無料でプログラミング学習と就職サポートを受ける
受講生はプログラミングスクールから完全無料で、プログラミング学習・就職先の紹介を受けることができます。
途中で辞めたり就職しなかった場合など、あとから受講料を請求されることがないか、受講前に確認することが重要となります。
スクールが企業に受講生を紹介する
スクールは企業に受講生を紹介します。
紹介する企業は
- 1社しかない場合
- 多くの就職先が選択肢にある場合
スクールによって違いがあります。
就職が決まると企業はスクールに紹介料を支払う
企業は採用が決まると、紹介してくれたスクールに紹介料を支払います。
スクールは受講生から受講料を受け取らない代わりに、企業から紹介料を受け取ります。
このように、完全無料のプログラミングスクールは、基本的には企業からの紹介料等の利益で運営がされています。
他には、プログラミングスクールの運営会社が就職先となっているケースもあります。
「実質無料」は入学時に受講料を支払うが就職成功で受講料キャッシュバック
実質無料プログラミングスクールは、入学時には受講料を支払います。
ただ、スクール提携の企業に就職すれば受講料が全額キャッシュバックされるというものです。
「全額キャッシュバック=実質無料」となるわけです。
仕組みは完全無料プログラミングスクールと同じで、就職先の企業からスクールが人材紹介の報酬をもらうため、受講生から受講料をもらわなくてもスクールが儲かるという仕組みです。
注意点やメリットも完全無料プログラミングスクールと同じと考えて問題ないです。
完全無料プログラミングスクールを受講する際の注意点
完全無料だからという理由だけで受講するのではなく、きちんと注意点も理解した上で受講を検討してください。
完全無料プログラミングスクールを受けるときに気を付けたいポイントを紹介します。
無料になる条件をチェック
完全無料になる条件はプログラミングスクールによって異なります。
以下のような条件を受講前にチェックしておいてください。
- 年齢制限
- 在住地域
- 就職が絶対条件になっているか
とくに確認してほしい条件は、就職先です。
就職する会社や地域が決まっている場合があるので、そこだけは受講前にしっかり確認して失敗しないようにしましょう。
卒業後の就職先が固定されていることが多い
スクールによって違いはありますが、卒業後の就職先が決められていることがあります。
特に、運営会社が人材派遣会社の場合はこのケースになります。
プログラミングスクールで受講生を教育し、そのまま運営会社に就職となります。
運営会社は、社員を確保できて、社員教育も入社前に終わっているので一石二鳥というわけです。
受講生は自分で就職先を選ぶことができないので、入学前に確認して納得できる場合だけ利用するようにしましょう。
違約金が発生しないか入学前に確認を
スクールを途中で辞めたり、就職しなかった場合でも、受講料(違約金)をあとから支払う必要がないか事前に確認するようにしましょう。
違約金のようなものがあるスクールに入るなら、はじめから有料スクールに通た方がよい場合もあります。
無料説明会・無料体験には必ず参加
上記のような注意点やデメリットは事前に確認することが大事です。
プログラミングスクールは、無料説明会や無料体験会を開催してるところがほとんどなので、必ず参加するようにしましょう。
逆に、無料説明会などがないプログラミングスクールは受講しない方がよいです。
メモ
無料説明会やカウンセリングがないプログラミングスクールは私の知る限りではありません
完全無料プログラミングスクールを使うメリット
完全無料プログラミングスクールは注意点ばかりではなくメリットもあります。
注意点とメリットを天秤にかけて比較検討するようにしたいです。
完全無料で学習から就職までサポートしてくれる
一般的な有料のプログラミングスクールは数十万円が相場となっています。
それが完全無料で就職サポートまでしてくれるとなれば、それだけで魅力があります。
完全無料プログラミングスクールはデメリット(就職先に縛りがあったり、十分なスキルが身に付かない)しかないという意見もありますが、無料でエンジニアに就職できること自体がメリットです。
メリットしかないサービスはそうそうありません。
メリットとデメリットを自分自身で比較して判断し、自分にとってメリットが勝つか?デメリットが勝つか?を見極めていくことが大切です。
初心者・未経験でもほぼ確実に就職できる
初心者・未経験からでもITエンジニアとしてほぼ確実に就職できるでしょう。
完全無料の条件はスクールによって異なりますが、ほとんどが卒業後に就職することが前提になっています。
未経験でも完全無料のプログラミングスクールを通せば、ほとんどの人がITエンジニアとして就職できます。
もちろん途中で辞めたりしなければという条件は付きます。
実務経験を積むことができる
IT業界でもっとも重要視されるのは資格でも学歴でもなく実務経験です。
未経験・新卒からいきなり希望の会社に入ることのハードルは高くても、実務経験を積むことで転職でステップアップすることが可能になります。
IT業界は転職が盛ん(当たり前)で、スキルを磨いていけばどんどんステップアップしていけます。
「スキルを磨くための実務経験を積む場」としての、完全無料プログラミングスクールの利用はアリだと思います。
とにかく今の状況を変えたい人には検討する価値があります。
まとめ:完全無料・実質無料プログラミングスクールは仕組みを理解した上で利用しよう
完全無料プログラミングスクールの仕組み・注意点(デメリット)・メリットを紹介しました。
「完全無料でプログラミングが学べて、しかも就職もできて最高!」
ではなく、完全無料プログラミングスクールの仕組み・注意点を理解したうえで、検討・受講してください。
あなたにとって、メリットが注意点を上回ると判断できれば、これほど便利なサービスはありません。
ですが、繰り返しになりますが、何も知らないまま「完全無料だから入学しよう!」と安易な考えで入学して、あとから後悔することだけは避けてほしいです。
以下「おすすめプログラミングスクールを現役SEが厳選」の記事では、本当にオススメできるプログラミングスクールだけを厳選して紹介しています。
参考にしていただければ幸いです。
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