当記事では簿記2級のおすすめテキストと問題集を紹介します。
以下の点に当てはまる人は参考にしていただければ幸いです。
- テキスト選びに時間をかけたくない
- テキスト選びに失敗したくない
- 独学で確実に合格したい
ここで紹介するテキストと問題集を組み合わせてしっかりやれば独学で十分合格できるようになります。
簿記2級のおすすめテキスト比較
簿記2級の独学でおすすめのテキストは3タイトルです。
タイトル | ポイント | サイズ | おすすめ度 |
---|---|---|---|
パブロフシリーズ | 工業簿記が分かりやすい人気急上昇のシリーズ | A5 | |
スッキリシリーズ | ずっと人気1位。王道の一冊 | A5 | |
TACの合格テキスト | 参考書として優秀 | B5 |
サイトとセットで勉強&工業簿記がわかりやすい『パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 テキスト&問題集』
パブロフは4コマ漫画やかわいいパブロフ君のイラストを使った読みやすいシリーズです。
読みやすいだけでなく難しい論点は分かりやすい解説と十分な情報量でしっかり基礎を身に着けることができます。
さらに解き方を覚えるだけで問題が解けるようになる解き方テクニックが充実しているのがパブロフの特徴です。
また、テキストだけでは分かりづらい難易度の高い分野の問題は、著者の解き方動画(スマホ視聴可)がWEBにアップされており、独学のサポートも充実しています。
パブロフはサイト・解き方動画・アプリがあるので、それぞれ利用して効果的な学習ができます。
テキストで分からなかったら解き方動画を見たり、移動中やスキマ時間にスマホでサイトやアプリを見て復習といったことができます。
そしてパブロフ最大のおすすめポイントは工業簿記のわかりやすさです。
工業簿記の学習はパブロフが絶対におすすめです。
商業簿記は他のテキストでもいいですが工業簿記だけはパブロフをおすすめします。
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記
工業簿記のわかりやすさNo1。評価・人気急上昇中の一冊
人気No1で安心定番の『スッキリわかる 日商簿記2級 』
スッキリわかる簿記2級シリーズは簿記2級のテキストでずっと人気No1です。
以下のような人にはスッキリをおすすめします。
- 簿記3級もスッキリを使っていた
- みんなが使っているテキストを使うのが安心
- テキストなんてそれほど大差ないと思っている
- テキスト選びに悩む時間がもったいない
スッキリの特徴は簡潔でサクサク読み進められます。テキストと問題がセットになっているのでテキストを読んで問題を解いて確認しながら進められます。
スッキリ2冊と過去問をやりこめば十分合格できます。
スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記
スッキリわかる日商簿記2級 工業簿記
安心定番の一冊。簿記のテキストといったらコレ
網羅性が高い『合格テキスト 日商簿記2級 』
合格テキストは授業の教材にすることを前提に作られているので、網羅性が高いです。
じっくり時間をかけて簿記2級の勉強をしたい人や、簿記2級の次のステップを目指そうと思っている人におすすめです。
読み込みむのに時間は掛かりますが、合格テキストをきっちり読み込んだ場合は、他の2冊を読んだ場合より基礎知識量はより身についているでしょう。
合格テキストはスッキリかパブロフだけでは不安な人は、参考書代わりに持っておいてもよいです。
合格テキスト 日商簿記2級 商業簿記
合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記
合格テキストの商業簿記は参考書代わりで使える
簿記2級のおすすめ問題集(過去問題集)比較
タイトル | ポイント | タイプ | おすすめ度 |
---|---|---|---|
みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本 | テキスト学習と過去問の間におこなう最適な一冊 | 解き方を学ぶ問題集 | |
合格するための過去問題集 | 過去問題集の決定版 | 過去問題集 | |
網羅型完全予想問題集 | 過去問やりきった人向け。必須ではない。 | 予想問題集 |
日商簿記2級 みんなが欲しかった やさしすぎる解き方の本
みんなが欲しかったやさしすぎる解き方の本は、テキストの問題と本試験の問題のレベル差を埋める問題集です。
テキスト学習を終えたけど本試験レベルの問題がまだ解けないという人がテキストのあとにやる最適の問題集です。
この問題集は「解き方の道しるべ」がカギです。
解き方の道しるべは図や表を駆使して問題の解き方を丁寧に解説しています。
解き方の道しるべとおり、段階的に進めていくとおのずと問題が解けるようになっています。
問題集の進め方は以下のとおりです。
①例題を解く
- ②解けた人→フィードバック問題で練習
- ②解けなかった人→解き方の道しるべを見ながら例題を解く→フィードバック問題で練習
③本試験レベルの実践問題を解く
独学では学びにくい問題の解き方を教えてくれる問題集となっています。
著者はスッキリシリーズと同じです。
過去問に取り掛かる前の「解き方」トレーニングに最適
合格するための過去問題集 日商簿記2級
簿記の過去問題集といったらこれです。3級でも2級でもこの問題集を周回しておけば合格に近づきます。
簿記2級は新分野が範囲に加わり、昔は少なかったひねり問題も出題されるようになってきたとはいえ、過去問をやりこんでおくことは必須です。
合格するための過去問題集は、直近12回分の過去問が収録されています。
答案用紙は無料でダウンロードできるので、できれば2回以上繰り返し解いておきたいです。
勉強の仕上げに最適な安定の過去問題集
日商簿記2級 網羅型完全予想問題集
網羅型完全予想問題集はその名の通り、簿記2級の試験範囲を網羅した予想問題集です。
解説が少なく難易度も高めの問題が多いですが、12回分のオリジナル予想問題を解くことができます。
この問題集は必ずやらなければならない問題集ではありません。
どういった人向けの問題集かというと
- 過去問題をやりつくしてなお時間に余裕がある(この時点で十分合格ですが)
- 難易度の高い問題を解きたい
- とにかく問題数をこなしたい
- 過去問完璧でも不安な不安症な人・・・
といった人向けの問題集です。
過去問題をやりつくしてなお問題数をこなしたい人におすすめ。必ずやる必要はない
結局どれがおすすめ?体験談
基本的には以下の順番でテキストと問題集を解いていけば合格できます。
- 定番のスッキリかパブロフを読む(好みで選んでいいですが、商業はスッキリ・工業はパブロフをおすすめします)
- やさしすぎる解き方の本で解き方に慣れる
- 合格するための過去問題集でトレーニング
ひとつ、勉強前の自分にアドバイスするとすれば、「工業簿記はパブロフがいいよ」ということです。
3級からきた人は工業簿記ははじめはとっつきにくいかもしれません。
そんなとっつきにくい工業簿記を分りやすく解説してくれるのがパブロフです。
工業簿記については以下の記事で深掘りしていますのでお時間あればご覧ください。
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工業簿記のコツをつかんで簿記2級を簡単に合格する方法【簿記独学】
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まとめ:簿記2級は今回紹介したテキストと問題集をやれば合格できる
以上、簿記2級の独学におすすめのテキストと問題集を紹介しました。
簿記2級独学用のテキストと問題集は、今回紹介した中から選んでおけば問題ありません。
ただ、やりもしないテキストや問題集を何冊も買っても意味がなくムダになるだけです。
大事なのは決めたテキストと問題集をやりこむことです。
スパッとテキストを決めて、早めに勉強を開始しましょう。