最近になってよく耳にするようになった
- ブラックフライデー
- サイバーマンデー
- グリーンマンデー
買い物がお得になるセールのことを指していることはなんとなく分かるけど、本来の意味や似たような呼び名のそれぞれの特徴や違いは何?
についてわかりやすく紹介します。
ブラックフライデーとは
ブラックフライデー(英語: Black Friday)とは、11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。
アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日は正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。
買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。
また、年末商戦の幕開けを告げるイベントでもある。
日本語では黒字の金曜日とも訳される。
アメリカの感謝祭と深い関係
アメリカには11月の第4木曜日に感謝祭という国民の祝日があります。
感謝祭は今から約400年ほど前から存在しています。
まだアメリカが植民地の頃に土地の恵みに感謝する行事を収穫の時におこなっていたのが始まりです。
アメリカでは感謝祭がクリスマスと同じくらい重要な祝日で、感謝祭では七面鳥を焼いて食べたり、友達どおしでプレゼント交換したり、みんなでお祝いします。
そして、アメリカの感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日は正式な祝日ではありませんが、休暇になることが多いです。
感謝祭でのプレゼント交換のためにお店は在庫を抱える
感謝祭では家族や友達どおしでプレゼント交換をするので商品が売れます。そしてお店は在庫切れにならないように商品をたくわえます。
でも感謝祭で「お店の商品がすべて売れてうまくいく!」ということはなくて、お店には売れ残り商品の在庫があります。
ブラックフライデーは感謝祭で抱えた在庫の売れ残り一掃セールがはじまり
感謝祭のプレゼントの売れ残りをどうするか。在庫一掃セールですね。
ブラックフライデー(11月第4木曜日の感謝祭の翌日の金曜日)は、感謝祭のプレゼントの売れ残りを一掃するセールです。
日本では2016年からブラックフライデーが開催されるように
日本に感謝祭はありませんが、2016年にイオンが初めてブラックフライデーの名称を使ってセールを始めました。
11月の後半は年末商戦に備えてお客さんの財布のひもが固くなり売上が伸びない時期でもあります。
この商品が売れない時期にアメリカのブラックフライデーに乗っかってセールをやろうというのが始まりです。
サイバーマンデーとは
アメリカ合衆国では、伝統的に感謝祭翌日の金曜日(ブラックフライデー)から年末セールが始まり、感謝祭の休暇中、実店舗は買い物客で混雑する。
一方、オンラインの店舗では、感謝祭の休暇明けの月曜日に売上が急増することから、この日はサイバーマンデーと呼ばれている。
この呼び方は、2005年のホリデーシーズンに「Shop.org」によって使われ始めたものであるとされる。
サイバーマンデーは感謝祭の翌週の月曜日
感謝祭の翌日の金曜日のブラックフライデーは休暇日になることも多いので実店舗での売上が伸びます。
対してサイバーマンデーは休暇明けの月曜日にオンラインショッピングでの売上が伸びることです。
休暇中は外出して実店舗で買い物する人が増え、休暇明けの月曜からは家でオンラインショッピングする人が増えるということです。
ネットショッピング会社などは、このサイバーマンデーに狙いを定めてセールを開始します。
日本では冬のボーナス時期にずらす企業が多い
日本には感謝祭がないので、サイバーマンデーを冬のボーナスの時期(12月第2週目)に開催する企業も多いです。
サイバーマンデーを日本で有名にした「Amazonサイバーマンデー」も毎年12月の第2週目ころに開催されます。
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【2018年】Amazonサイバーマンデーとは?いつ開始?注目・おすすめ商品情報【セール】
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【参考】AmazonのセールでいうとAmazonプライムデーがもっとも大規模です
グリーンマンデーとは
サイバーマンデーと並んでオンラインショップの売上が急増する日として注目されるのが12月第2週の月曜日であるグリーンマンデー(Green Monday)である(2011年は12月12日)。
これはeBayが2007年に提唱したもので、「オンラインショップで注文し、クリスマス休暇前に自宅に届く締切り間近の月曜日」であり駆け込み需要が発生する。
2010年の売上高は9億5400万ドルで、サイバーマンデーに次いで年間第2位の売上高を記録した。
グリーンマンデーはブラックフライデーやサイバーマンデーでも売れ残った商品の在庫セールと、クリスマス・年末直前の駆け込み需要を狙ったセールです。
クリスマスプレゼントを目的とした買い物を狙って、クリスマスの10日前までに開催することが多いようです。
まとめ:日本ではセールの違いや日付を正確に把握しなくてもいい
アメリカでは感謝祭からブラックフライデー・サイバーマンデー・グリーンマンデーとセールが開催されます。
簡単にまとめると以下の表のようになります。
ブラックフライデー | 11月の第4金曜日(感謝祭の翌日)→実店舗セール多い |
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サイバーマンデー | 11月の第4金曜日の次の月曜日→オンラインセール多い |
グリーンマンデー | 12月の第2週の月曜日→最後の在庫一掃セール |
表は主にアメリカでの日程
日本でもアメリカのセール文化を参考に、最近になって開催する企業が増えてきています。
ですが、感謝祭がない日本では冬のボーナス時期にセールを開催する企業が多いです。
そして以下が結論です。
これを言うと今までの紹介はなんだったんだとなりますが...知識が増えたと思っておきましょう。
【結論】
日本ではそれぞれのセールの意味合いやアメリカでの正確な日付を覚える必要はない。
最近になって11月後半から12月中旬にかけてセールを開催する企業が増えてきたので注目してたらお得に買い物ができるかもしれません。